一般的な航空機のイメージとして、ヘリは遅い。
実際航空機の中でヘリは遅く、世界最速のヘリでも400km/h程でしかない。
ジェット機なんかでは、音速超えで巡航が当たり前という時代に、このヘリ遅さは、ローターヘッドの先端速度を、機体速度が超えられないというヘリの構造上、覆しようがない。
速度、航続距離、積載量どれを取っても、ヘリが固定翼機に勝つこと等できず、ヘリの唯一の利点は空中停止のホバリングが出来、垂直離着陸が出来るという事だけである。
そのホバリングの利点も、オスプレイのようなティルトローター機に奪われるという始末。
今後航空機として、ヘリの発展はあるのだろうか?
実機はともかく、ラジヘリはどうだろうか?
速度的にはやっぱり固定翼のラジコン飛行機には劣るが、地上を走る車などのラジコンに比べると、速度的には相当速いように思える。
実際に速度を測ったことはないが、今飛ばしているXK K110なんかは全速飛行で軽く60km/hは出ているように見える。
EP200やT-REX250は、100km/h以上は出ている気がするのだが、小さいヘリは全速で飛ばすとすぐに機体が見えなくなってしまうため、どこまで速度が出せるのか正直よくわからない。
航空ショーで60クラスのヘリが飛んでいる時、実際にスピードガンで測ったら200km/hを超えていたという話があった。
youtubeで検索したら、311km/hという速度のラジヘリが出てきた。
このあたりが、ラジヘリの最高速度だろうか。
300km/h程度だと、大型固定翼ラジコンの標準的な速度で、ジェットエンジン搭載ラジコンだと700km/h近く出るラジコンもあるので、やっぱりラジコンと言えども、ヘリコプターは遅い部類になるだろう。
加速はどうだろうか?
T-REX 700Eだが、ランボルギーニLP640とGSX-R1000を、スタートから圧倒的加速で引き離し、ぶっちぎりのゴールだ。
大型バイクの0-100km/h加速は、大体2秒台なのだが、このT-REX 700Eの加速力をみると、1秒台で100km/hに到達しているように見える。
こっちはラジヘリではなく、Nissan GT-Rドローンだが、0-100km/hが1.3秒だそうな。
ただし最高速は185km/hと、ラジヘリに比べると遅い。
何にしても、ラジヘリは車などの地上を走るラジコンや実車に比べると、圧倒的に速いのだが、空中を飛ぶラジコンの中では遅いという結論になるのだろう。