BikeJIN春祭り2017に行ってきました。
天候はあいにくの雨。都内は曇りで済んでいたのに、何故かここ袖ヶ浦フォレストレースウェイは土砂降り。
今回のお目当ては、バイク王の旧車試乗会と、高橋名人のトークショーだ。
最新バイクの試乗会は数多くあれど、昔のバイクに試乗できる機会は珍しい。
今の時代、試乗の受付もスマフォ対応だ。
バイク王試乗会では、LINE友達登録を行っておくとスムーズに行えるみたいだったが、生憎LINEを使ってないので、メールアドレス登録で済ませた。
後ろに並んでいた人が「LINE乗っ取られて今使えないんです。危ないですよ」と言っていたのが印象的だった。
まずはホンダ NSR250R SEに乗ってみることにした。
未だに峠に行くとよく見かける伝説的バイク。
なんとイグニッションがキーではなく、よくわからんカードを差し込む形式。
だけどガソリンタンクは普通のキーで開けるタイプという(カードの中にキーが入っている)
このカードはPGMメモリーカードという名前で、公道用とサーキット用のカードがあり、差し替えるだけでエンジン特性を変えられるんだとか。
どうやらセルモーターは付いてないらしく、キック始動だった。寒いときには始動に手間取りそう。
実際乗ってみた感じは、軽いし2ストなのにエンジン特性がそれほどピーキーではなく、かなり乗りやすい!
1速1万回転オーバーとか簡単に回せるし、パワーバンドに入ると250ccとは思えない怒涛の加速。
そして1万回転オーバーのエンジン音を聞いて、「峠で走ってるNSRは、みんな1万回転以上回してたのか」と思った。
エンジン回さないと、坂道登れないのかもしれない。
うちもSBBで急な峠を登る時は、3千rpm以下だと加速しないので、2速固定だ。
GSX1100Sカタナにも試乗してみた。
スズキと言えばカタナというくらい、伝説的に有名なバイクだが、ばくおんの鈴菌が400ccバージョンに乗っているため、さらに知名度が上がった。
以前スズキ歴史館に行ってクラッチを握ったときには重い!と思ったのだが、この車体はワイヤークラッチになっており、大型の割にはかなり軽いクラッチだった。
今乗っているSBBと同じく、大型4発マルチエンジンなので、実にスムーズな加速をするのだが、ぶん回すと車体全体が電気あんまのように振動してきつい!
SBBは最新型のバイクと比べても、かなり振動が少ないバイクなので、こういう試乗会で他のバイクに乗ると、あまりの振動の多さにびっくりする。
そして最新型のバイクに比較しても、やっぱり古いバイクのためか、カタナの振動はかなり多い。
NSRと同じく、未だに峠に行くとよく見かけるカタナだが、みんなこんな振動に耐えて乗っているのか。
ホンダ CRF1000L アフリカツインDCT。
足つきの悪いバイクなので、体の小さい女性用に、ローダウンシートが用意されており、係の人が取り替えてくれる。
DCTなので左レバーは無いかと思いきや、普通に左レバーが存在しており、最初は後輪ブレーキかと思っていたのだが、ただのサイドブレーキだった。
グリップヒーターが装備されており、雨の中助かるのだが、車体の特性としては「こんなに重い車体でオフロード走れるの?」という疑問が湧いた。
DCTなので、楽に乗れたのだが、なんだかアクセル全開にしてもあまり加速しないような…実際はメーターみたら90km/h以上出ていたので、遅いわけじゃないけど。
サーキットだから速度感がないのか、エンジン音が静かすぎるせいなのか、DCTで楽しすぎているせいなのか、普段SBBのおかしな加速を体感しているせいなのか、理由はよくわからないが、体感速度が全く無かった。
アフリカツインでVR体験!というコーナーがあった。
爆発する事で有名なGalaxyスマフォのVRで、空いている角島大橋等を体感できた。
新型CBR1000RR SPが展示されていた。試乗車ではないので試乗はできない…。
お値段2462400円とメチャクチャ高いが、標準でオーリンズサスにブレンボキャリパー搭載で、この2つだけで50万くらいはしそうな感じ。
そりゃ高くてもしょうがないか…。
こっちはアプリリアのRSV4RF。
これもブレンボとオーリンズサス搭載で、2638000円。
CBR1000RR SPと同じようなパーツ使ってるんで、結局同じような価格になるのか。
ハーレーのウルトラリミテッドロー(3872800円)が展示されていたので、メーター周りを見てみたら、大型液晶モニタが搭載されていて豪華。
カーナビが搭載されているのかと思いきや、ソフトウェアの問題で国内ではナビとしては使用できないそうな。
ユーザーからの要望は多いみたいなので、そのうち実装されるだろうけど。
組み込み型のナビって、スマフォナビみたいに機能や地図更新が頻繁にできないから、結構不利な気がするけど、こういうのを見るとやっぱりちょっと羨ましい。
あと、さりげなく電圧計が付いているのも良い。
電装系トラブルが多いバイクに、電圧表示は必須だと思うのだが、なかなか搭載されているバイクが無い。
ピアジオ Vespa GTS250(698000円)。これは試乗車なので乗ることができた。
バイクのカウルって、大抵はプラスチックなのだが、Vespaは金属カウルだ(スチールモノコックボディ)。
そのため見た目の高級感があり、やっぱりVespaなのでオシャレ感満載。
車体サイズは1930mm/755mm/1170mmと、250ccスクーターの中では小柄で、重量も151kgと軽いし21馬力と標準的なパワー。
燃料タンクが9.5Lと少ないため、航続距離は短そうだが、結構実用性は高いんじゃないかなこのバイク。
問題はイタリアバイクなので、果たして故障せずに動くのか疑問だという事。
価格競争力はあるので、あとは信頼性か。
お目当ての高橋名人のトークショー。
名人はれっきとしたバイク乗りだ。最近はGLを何台も乗り継いでいるんだとか。
高橋名人物語や、Bugってハニーの頃から比べたら、名人もすっかりおじいちゃんだ(57歳)。
トークショーだけかと思ってたら、サイン会もやっていた。
残念ながらサインしてもらう物を何も持ってきていない…色紙持ってくるべきだったか。
電動レーサー「神電」。雨のため、デモランは中止になってしまった…。
試乗の合間にじゃんけん大会に参加したものの、結局一度も勝ち抜けず何も取れなかった。
雨で参加人数少ないから、結構勝率高いはずなのになぁ。
天気は悪かったけど、そのおかげで参加人数が少なかったため、この手のイベントとしては、バイクの試乗回数は結構多めだった。
でもやっぱりバイクは雨の日に乗るもんじゃないな…体冷え切った。