お台場で開催されたHonda DREAM Festaに行ってきました。
開場30分前に到着したというのに、既に受付には長蛇の列。
あまりの参加人数の多さにより、今回は試乗チケットが4枚しかない。今までは5枚だったので5台に乗れたのに。
バイクの売上台数は年々減ってきているらしいが、この試乗会の大盛況ぶりを見ると、そんな気は全然しない。
こういう試乗会は、大抵の場合、CBRみたいなSSが大人気で、あっという間に長蛇の列になってしまうため、まずはCBR1000RR SPの列に並ぶ事にした。
STDバージョンのCBR1000RRに比べて、およそ3倍の人数が殺到したが、試乗車が3台あったので、割とすんなりと列は進んだ。
試乗会なので、それほど凄いスピードで走ったわけではないが、ちょっと走っただけで凄く乗りやすいバイクだと分かった。
1速でアクセル開けると無茶苦茶な加速する割には振動も少ないし、6速アイドリングでも問題なく走行できるので、街乗りも楽そうである。
ヤマハのYZF-R1なんて、6速どころか1速アイドリング走行すら出来ないもんなぁ…。
だけどSSゆえに、荷物積載能力は全く無く、ツーリングには適さないバイクのように思える。やっぱりサーキット専用か?
CBR1000RRは軽いし乗りやすいんで、荷物さえ積めればいいんだけどなぁ。
2台目に乗ったのは、新発売のX-ADV。
はっきり言ってしまえば、インテグラのちょっとオフロードも走れるようにしたバージョンである。
フロントダブルディスクブレーキに、倒立フォーク採用と、インテグラに比べると豪華装備になっているけど、120万円以上するって高すぎのような…。
乗ってみた感じも、やっぱりインテグラ。NC750系列のドコドコ感だ。
今やホンダの大型スクータ、シルバーウィングやインテグラがカタログ落ちしてしまっているため、スクータのようなオートマ車を選ぼうとした場合、このX-ADVしか選択肢がないけど、果たしてこれでいいんだろうか?
4輪自動車のDCTは、低速でのギクシャク感が不評で、BMW等は日本仕様車のDCT採用率がどんどん減っている。
バイクのDCTは、未だにホンダしか採用しておらず、他社からDCTバイクが出る気配は全く無い。
今乗っているSBB(CBR1100XX)が壊れたら、必然的に楽なオートマ車に乗り換えだと思うのだが、何か色々引っかかる部分がある。
2りんかん等のレンタルバイクでX-ADVが借りれるようになったら、1日借りて乗ってみようかな。
CBR250RRの開発者かわいさんのインタビュー。
お値段は申し訳ないことになってしまったが、CBR250RRは自信作だと語っていた。
安易に乗りやすいとは言ってほしくなく、乗って楽しいバイクにしたんだとか…。
個人的には全く興味がなかったCBR250RRだが、開発者インタビューを聞いた後だとやっぱり乗ってみるかとなった。
おそらく今試乗会最大の人気が、このCBR250RRで、かなりの長蛇の列だったが、試乗車が8台もあったため、すんなりと乗れた。
開発者インタビューを聞いた限りでは、ピーキーで扱いにくそうな雰囲気を醸し出していたが、乗ってみた感じ全然そんなことはなく、普通に6速低速からでも加速できて扱いやすい。
ただ、所詮は250ccのバイクなので、CBR1000RRを乗った後だと、加速はしょぼく感じるし、エンジン振動も多い。
でも公道だと、これくらいのパワーの方が扱いやすいのかも。
最後にCBR1000RR STDに乗ってみた。
CBR1000RR SPは、STDに比べて以下の豪華装備が付いている。
- オーリンズサス
- ブレンボキャリパー
- リチウムイオンバッテリー
- チタン製燃料タンク
これらの豪華装備が省かれたSTD版がどうかというと、試乗会ごときの速度域では違いは全くわからなかった。
おそらくサーキットを200キロ以上で走らないと、違いなんてわからないだろう…180キロリミッターあるから出ないじゃん。
個人的には、オートマ車のX-ADVより、CBR1000RRの乗りやすさと速さが気に入った。
でも荷物積めないんじゃ、ロングツーリングなんて出来ないな…趣味性を取るか実用性を取るか悩ましい所だ。