那須MSLステップアップ試乗会に参加

DSCN7271

那須MSLステップアップ試乗会に参加してきました。

簡単に説明すると、バイク屋のレッドバロンが主催している、那須の完全クローズドサーキットで行われる試乗会だ。

公道ではなくサーキットなので、普通二輪免許があれば、大型バイクにも乗れるのが特徴。

その名の通り、普通二輪から大型二輪に、ステップアップする人のための試乗会とも言える。

試乗車も大型バイクが中心で、普通二輪はあまりない。

試乗車はこんな感じだ。

DSCN7248

 

こういう試乗会では、SSが大人気で長蛇の列となってしまうため、最初はSSから乗ることにした。

DSCN7273

まずは国産4大メーカーで、今まで唯一乗ったことのないSS、カワサキのZX-10Rに乗ってみることにした。

なんだかオイルの焦げたような匂いがするバイク。

SSだからピーキーで扱いが難しいかと思いきや、全然普通に1速アイドリング走行もできるし、6速40km/hくらいからでも、アクセル開ければ加速する。

ぶん回しても振動は少ないので、長時間高速乗っても体が痺れなそう。

DSCN7253

ヤマハTMAX530DX。

電動スクリーンやクルーズコントロール機能等、とにかく多機能なため、ハンドル周りに凄まじい数のスイッチ類が付いている。

もはや何がどの機能のスイッチなんだかわからない。

初代のキャブ仕様TMAXの新車価格は80万円くらいだった気がするのだが、走りそのものはその頃のTMAXと大して変わらないのに、このTMAX530DXはお値段135万円と、今や高級車種になってしまった。

 

DSCN7256

ホンダX-ADV。NC750系列のエンジンを搭載したオフロードも走れるスクータ。

ただ、エンジンがNC750やインテグラと同じなので、乗ってみた感じはほとんどインテグラと変わらんような…。

オフロード走れると言っても、それはタイヤがブロックパターンだからというだけで、車体が重いためフラットダートくらいしか走れない。

 

DSCN7266

スズキSkyWave650。

今試乗会で最も不人気だったバイク…。

DSCN7295

列に誰も並んでおらず、誰も試乗しない事が結構あり、他の車両の走行の邪魔にならない位置にどかされている事が多かった。

TMAX530DXも結構どかされていたが…。

こういう試乗会ではSSが大人気で、スクータは超絶不人気。10年くらい前のビグスクブームの時ですら、何故か試乗会でビグスクは不人気で誰も乗っていなかった。

ビグスク楽でいいけど、やっぱこのままじゃ絶滅だな…。

SkyWave650に乗ってみた感想は、低速時に足元の振動が気になった。

ビグスクの割には振動が多いような気がする。

 

DSCN7260

ヤマハMT-09Tracer。

低回転の振動がちょっと気になるが、1速でぶん回しても走りやすいし、6速40km/hくらいからでも加速するので、普通に乗りやすそうではある。

 

DSCN7268

ヤマハMT-10。

クロスプレーンエンジンなので、低速トルクがなく、回さないと走れない感じだが、回すと物凄い加速をする。

1速でアクセル開けたら、体がのけぞるほどの加速をしたが、所詮は60km/hくらいまでしか速度を出せない試乗会なので、どれくらい速いのかはわからず。

 

DSCN7286

ヤマハYZF-R25(ヨシムラYZF-R25)

BAZZAZ製オートシフターが装着されており、クラッチ無しでシフトアップだけ出来るようになっていた。

オートマ感覚で乗れるかと思いきや、シフトショックが大きすぎて使いづらい!

1速から2速に上げる時なんか、シフトショックが大きすぎてギアを上げきれずにNに入ってしまった。

オートシフターで街乗りを楽に走行するのは無理そうだ…レース用の装備か?

 

DSCN7289

カワサキZX-14R。

何もかも完璧な高級感溢れるバイク。

低速トルクがあるため、6速アイドリングでも余裕で走れるし、ぶん回しても振動が少ないため、高速長時間走行も楽そう。

ただし、クラッチは重いので、渋滞に嵌まるときついのは、今乗っているSBBと変わらない。

 

DSCN7292

ヤマハYZF-R1M

4大国産メーカーSSの中で、ぶっちぎりで乗りにくいのがこのR1だ。

まず跨ってみてすぐ気付くのは足つきが悪い!バレリーナ状態どころか、片足しかつかない。

あとこういう試乗会で低速走行を続けると、速攻でタンク周りがニーグリップ不可能なくらい熱くなる。

そしてクロスプレーンエンジンのためか、低速トルクがスカスカで、発進時にエンストする人多数。

1速アイドリング走行もできず、6速40km/hどころか、4速40km/h走行すらつらい。

こんなバイクで街乗りするなんて、何かの罰ゲームとしか思えない。

他のメーカーのSSは、街乗りも難なくこなせるのだが、このR1だけはどう頑張っても拷問にしかならないだろう。

サーキットでは、各種レースで無敵の強さを誇っているので、相当凄いバイクのようだが、はっきり言ってサーキット専用バイクなので、公道を走ろうと思ってはいけない。

 

DSCN7283

アフリカツインMT仕様。ヨシムラマフラー装備。

意外と低速で走れない。6速アイドリングから加速しようと思っても、エンジンがスナッチングしてしまい、スムーズに加速できない。

これならDCT仕様の方が楽でいいかなぁ。

 

DSCN7280

試乗をしている時に、主催者が危険と判断する走行をする奴が居た場合、その度に全車両をピットに戻して全員に注意アナウンスをするため試乗が中断される。そんな事が4回も起こった。

そんなもん危険走行してる奴を追い出せばいいだけだと思うのだが、何故全員連帯責任になる?意味がわからん。

前の車両と間隔を開けるな!アクセル空ぶかしするな!ピットは20km/h守れ!など、何かと主催者側の注意が多い試乗会である。

まぁ試乗会で無茶やって、マシン壊す奴が結構居るんだろうな…。

 

なんやかんやで10台ほどのマシンに試乗して、試乗会終了。

帰るためにSBBに乗って走り出した途端、あまりの速度感のなさと振動のなさにびっくりした。

色んなバイクに試乗している時、このバイクは振動多いな少ないなとか比較検討していたが、SBBに関しては、もはや振動が無い。

そしてアクセル開けても体感速度は全くないのだが、スピードメーターはとんでもない事になる。

振動が全く無いわけではないのだが、下道常用域の60km/h近辺で振動が皆無なのが大きい。

 

DSCN7298

散々試乗会で色んなバイクに乗った後に、このSBBに乗ると、あまりにもスムーズに走るので「これ本当に20年前のバイク?」と疑問に思ってしまう程だ。

今の技術なら、SBBより振動が少ないバイクだって作れると思うのだが、試乗会で乗ったバイクがほとんど振動があった事を考えると、バイクらしさを演出するために、あえて振動を残しているような気がする。

結局その振動のせいで、長時間乗っていると体が痺れて快適じゃなくなってしまうのだが…。

もしかしてMTバイクで一番快適なのって、このSBBなんじゃ…SBBより振動が少なくスムーズに走れるバイクってあるんだろうか?

 

以前はSBBに乗っている時に渋滞にハマると、前傾姿勢で肩こりが酷くて悩まされたが、何故か最近は特に肩こりにならなくなってきた。

前傾姿勢に慣れたためなのか、単に気温が上がって肩が温まり血行が良くなったのか、正直よくわからない。

MTバイクでもあまり疲れないなら、次のバイクもMTでもいいかなぁ…ラインナップの少ないスクータから無理に選んでもしょうがない気がするし。

何にしても、もうSBBは古いバイクでパーツの供給もきつくなってきているので、いずれ廃車になってしまうだろう。

次のバイクを何にすべきなのか?そもそも下道ばっかり走っているので、もう大きいバイク要らないんじゃないか?等、色々検討しておかなきゃならない。

関連記事

カテゴリー: バイク パーマリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)