YSP川崎中央で行われたプレストニューモデル試乗キャラバンに行ってきました。
試乗に選んだのはこれ、YZF-R1です。200馬力200kgのスーパーバイク。
今回の試乗コースは、高速道路を含んだハイスピードコースだ。
今まで試乗会などで散々乗ってきたバイクだが、R1で公道を走るのは初めてである。
試乗会の低速走行をした限りでは、CBRやGSX-R等、SS(Super Sports）と呼ばれるバイクの中で、このYZF-R1は、ぶっちぎりで乗りにくいバイクという印象があるが、果たしてちゃんと走れるのだろうか？
乗る前の説明で、各種モードの説明を受けた。
A~Dの4つのモードがあるのだが、試乗会で使うのはBとCモードだ。
Dモードは雨の日用モード。そして、「Aモードは危険なので使わないで下さい」とさり気なく言われた…。
ちなみにメーターは液晶でトラクションコントロールやブレーキの入力量等、各種パラメータが色々表示されているのだが、ガソリンメーターは無いという…。
まずは高速道路に向かうために、YSP川崎中央社長先導の元、下道走行。
こんなSSで街乗りなんて地獄だろう…と思いきや、Cモードがおとなしめなためか、意外と問題なく走行できる。
まぁ低速トルクスカスカなバイクなんで、ほとんど1速走行だけど。
オートシフターも付いており、ギアを上げる動作だけ、ノークラッチで行える。BMWと違ってギアダウンはできないが、あまりシフトショックはなくスムーズに変速できる。
シート高が高いため、足つきも悪いのだが、車体が軽いためそれほど気にならなかった。
高速道路に入る直前にBモードに切り替えた。モードは停止時にしか切り替えられないようだ。
今までの試乗会では低速走行だったため、アクセルをワイドオープンした事はなかったのだが、はっきり言って、高速道路でも恐ろしすぎてアクセル開けられません！
普段SBB(CBR1100XX Super Black Bird)に乗っているので、頭のおかしい加速には慣れているはずなのだが、このR1の加速はなんか別次元という感じ。やばすぎる。
Bモードですらこれだから、「Aモードは危険」というのがなんとなくわかった気がする…。
メーターにイケナイ速度が映っちゃってるため、ほとんどの画像がお見せ出来ない…社長速すぎ。
高速道路を降りた後、一般道走行に戻ったのだが、Bモードのままだったためか、発進時にエンストしてしまった。
クロスプレーンエンジンで低速スカスカなので、発進時にぶん回さないと駄目なようだ。
再び高速道路に乗って、YSP川崎中央まで戻って試乗終了。
1速でぶん回しても振動が少ないため、意外と街乗りは快適なのだが、やっぱりタンク周辺が熱くなってキツイ。
クロスプレーンエンジンは、吸排気脈動がフラットプレーンエンジンのように使えないから、熱くなるのは仕方ないらしい。
このバイクを買う人は、サーキットばっかりを走ってるかと思いきや、意外と普通にツーリングに利用している人が多いそうな。
こんなハイパワーを一体どこで使うんだか…荷物も全く積めないので、あまりツーリングに向いているとは思えない。
でも、この軽くてハイパワー＆振動少なくて快適なSSは、長時間乗っていてもあまり疲れなそうなので、結構楽しそうではある。
色々実用性の面で難点が多いSSだけど、今乗っているSBBが壊れたら、次はSSに乗ってみようかと考えている。
