PCのメモリ増設は難しい

私がメインで使っているデスクトップPCには、メモリが8GBしか搭載されていない。

外に持ち出す時に使っている5000円くらいの安物ノートPC(Mouse Compter H1116K)ですら、メモリを8GB搭載している。

SSDがあれば、メモリなんて少なくても構わないだろうと思っていたのだが、最近メモリ価格が安くなってきたので、ちょろっと増やしてみようかと考えた。

これが悲劇の始まりだった…。

買ってきたのはTSUKUMOで一番安く売っていたPanramというメーカーの8GBx2枚のメモリだ。

その場でTSUKUMOの会員になったおかげで、色々割引されて5000円もしなかったような気がする。

メモリなんて空いているメモリスロットに刺すだけなので楽勝だろうと考えていた。

しかし、結果は…。

いきなりメモリを刺したスロットが死んでしまった…一体何が起こった?

使用しているマザーボードのASUS Z170-Aマニュアルをよく読んで見ることにした。

書いてあるとおりに順番にメモリを刺して動作確認していった結果、全てのメモリスロットが死に、挙げ句の果てにBIOS起動すらしなくなってしまった…。

MHF-Z 3.11ステップアップメンテナンスという用語が頭の中をぐるぐる周り始めた…これは攻撃性を持ったメモリの可能性がある。

幸いな事に、電源を入れるとクーリングFANが回るので、基板の配線関係は無事のようだった。

丸一日かけて調査した結果、このメモリの正体は単なる「粗悪品」であり、「攻撃チップ」ではないと分かった。

TSUKUMOサポートセンターに送ったレポートより引用。

簡単に説明すると、このメモリを刺してPCの電源を入れると、そのスロットのメモリ周波数がBIOSレベルで書き換わってしまうようです。
なので、一度このメモリを刺して通電したメモリスロットは使用不可能になります。
そして、全メモリスロットが使用不能になると、BIOSが起動不可能になります(ASUSの仕様なのかは不明です)

なので、BIOSを復旧するためには、メモリ情報をクリアする必要があります。

そして、私が使っているZ-170Aには、「MemOK!」というボタンがあり、PC起動中にこのボタンを押すと起動確率が上がるので、
メモリを1枚毎に認識させていくことで、やっと使用可能となりました。

「MemOK!」

とにかくマザーボードにこのボタンが無かったらお手上げだ。

メモリ速度2747MHzという、意味不明な速度だが、とにかくこれで安定して動いている。

しかし、他の機器を外した影響なのか、設定がいくつか吹き飛んでしまい、再設定ができない…マウスのボタンとか。

もうPCいじりなんてやりたくない…こんな複雑怪奇なPCが廃れるのは必然だろう。

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