R1

北海道に行ってスクータの馬力のなさに泣き、2chの加速スレでスクータの0-100km/h加速の情けなさに失望したので、最近はMTバイクに乗りかえようかなと考えている。
ある程度加速もよくて、コーナーリングも得意なバイクといったら、ワインディングキングと評されるYZF-R1がいいかなぁと安直に考え、ものは試しとYAMAHAクラブミーティングへ試乗しに行った。
しかし!会場に着いた時には既にR1の試乗受付は終了!
えーと、まだ開場から30分も経ってませんが・・・。
係員の人が、天候が良い為か、こちらが想定した通常の3倍の来客者が訪れていると言っていた。
うーん、仕方ない、他の適当なバイクに乗ってみるか。
適当にMAXAMとか乗った後、XJR1300に乗ってみた。
直線は激速!0-100km/hまで3秒かからない気がする。
しかしさっぱり曲がらない。車体が寝てくれない。
その後XJR400に乗ってみた。
・・・なんだこのおもちゃみたいな加速は?
2速でフルスロットルにしてもサッパリ加速しない。
メーターを見るとまだ60km/h。
そのままレブ付近まで回しても90km/hくらいしか出ない。
しかもやっぱり車体が寝てくれなくて曲がり辛い。
直線コーナー共、TMAXより遅い気がする・・・でもデータ的には0-100km/h加速はTMAXより3秒くらい速い。なぜ?
なんかMTバイクが、スクータより0-100km/h加速が速い理由は、エンジンの回転上げてからクラッチ繋げてロケットスタートできるからのような気がしてきた。
どう考えても、中間加速はTMAXの方が速いし。
スクータはウィリー防止のため、発進時の0-20km/h近辺でパワーバンドを外されるセッティングがなされているため、どうしてもゼロ発進時の加速勝負に負けてしまいがち。
でも中間加速が良い方が、待乗りには便利だしなぁ。
そんなこんなで適当に試乗してたら、係員の人がR1試乗にキャンセルが出たため、今から並べば乗れるかもしれないとのアナウンスが!
すかさず並んでR1の試乗に成功。
ちなみにR1のスペックは、乾燥重量172kg172psパワーウェイトレシオ1最高速度274.1km/h。きっととんでもない速さに違いない。
早速またがってエンジン始動!そしてびっくり!げげげ!なんじゃこりゃ!
タンクがメチャメチャ熱い!ニーグリップしたら火傷するくらい熱い!つーか、これじゃ拷問じゃないか!
そう、元々100km/hオーバーを前提に設計されているマシンなので、試乗会のような低速コースでは走行風による冷却が追いついていなかったため、異常に車体が熱をもってしまっていたのだ・・・というか、日本の道路走ってる限りは、冷却追いつかないんじゃ?
ニーグリップは熱くて出来ないので、そのまま適当にまたがってコースイン。
2速に上げていよいよ加速開始!
・・・え?なにこれ?全然加速しないじゃん!つーか激遅!XJR400より遅いじゃん!
んな馬鹿な?172馬力だろ?冷却追いついてないからパワー発揮できてないのか?
しかもコーナーでもさっぱり曲がらない・・・車体は軽いのにさっぱり寝てくれない。全然ダメじゃん。
うーん、何なんだこのマシンは?
車体を降りた後、色々考えてみた結果、コーナーで遅いのは単に普段スクータばっかり乗っているため、自分がMTバイクの扱いに慣れていないためだろうと考えた。
ようはぶっちゃけ「へたくそだから」なわけだが・・・。
しかしR1のあの加速感の無さは納得いかない・・・XJR1300より圧倒的に遅かった・・・なぜ?
あまりにも納得いかなかったので、もう1回並んで試乗してみた。
タコメーターをよく見ると、レブリミットが13500rpm。
めちゃめちゃ高回転型のエンジンじゃないか。
さっきは3000rpmくらいまでしか回してなかった気がする・・・。
回せば速くなるのか?と思ったので、1速で5000rpmまで引っ張って、2速にシフトチェンジ。
そしてスロットルをワイドオープンして加速!
いきなり今まで味わった事がない衝撃が襲いかかり、車体から吹っ飛ばされそうになった。
メーター見たら、スロットル開けてから1秒ちょいしか経ってないのに、既に120km/h以上でレブ付近まで回ってる!
ぎゃー!なんて危ないマシンなんだ!これ分別のつかない高校生に無料で配ったら、死亡事故続出では?
その後何度か加速を試してみた所、どうやら5000rpmからパワーバンドに入るようで、そこからはレッドまで一気に回る。
この加速異常過ぎ・・・こんなんじゃ街中乗れないんでは・・・。
しかし会場には、実はR1以上の加速をするマシンが存在した。
そのマシンは1/32マイル(約50m)を、なんと3秒以内に走り抜ける。
等速加速していくと想定するなら、1/32マイル到達時の速度は120km/hだ。
つまり3秒で120km/hまで加速可能なマシンのだ。
そしてそのマシンはリッターバイクでも、8000ccのボスホスでもなく、ただの原チャリだった・・・。
奥多摩でも原チャリ速かったし、公道最速バイクは原チャリで決定か?

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